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【バイリンガル教育】言語学習のモチベーション維持

今回は、バイリンガルの言語学習のモチベーションについて考察してみたいと思いますf:id:BrasilxJapao:20190418031904j:plain

言語学習のモチベーション

2ヶ国語習得の動機付け

バイリンガル教育をしようとしたときに、子供側からみて、言語を勉強する動機は2つ考えられると思います。

1;総合的動機付け

言葉を身につけることによって、その言語を話している国や人に受け入れられたいという動機

・(外国にいる場合)日本語を話せれば日本にいるおじいちゃんやおばあちゃんと話せる!日本が好きで自分も日本人だから、日本語を話したい!

・(日本にいる場合)イギリスが好きだから、英語を話してイギリスの文化や習慣を身につけたい

といったものがこれにあたります。

2;道具的動機付け

道具として言語を勉強したいという動機

・日本語検定試験をとって、日本での就職に役立てたい

・英語を勉強して、アメリカの大学に通いたい

といったものがこれにあたります。

 

この動機付けの中で、幼少期に関係するのは、1の総合的動機付けですね。ある程度大きくなってから他言語 を学びたいという子は、1か2、もしくは両方の動機がでてきます。

K-popが好きだから(韓国留学や就職は考えてないけど)韓国語を勉強するといった女子高生は1の動機に近いです。 

私の娘(6歳)は、ブラジル生まれ育ちのポルトガル語日本語バイリンガルです。ポルトガル語はブラジル在住なので自然に覚えたのですが、日本語に関しては私(=母)や祖父母と話たいという1が動機になっています。最近は自分は日本人でもあるという自覚や、日本が好きという思いもでてきて、「日本人だったら日本語を使えなきゃ」と自発的にひらがなにも取り組みはじめてくれています。

バイリンガル教育にとって、どちらの動機付けが正解なのか

幼少期のバイリンガル教育を考えるのであれば、もちろん1ですよね。そもそも就職とか大学とか、子供にとっては就職とかまだまだ遠い話です。「好きな人(親等)が話す言葉だから、好きな国(場所)だから、その言葉を話したい」という動機を維持してあげるのが、バイリンガル教育を続けていく上で、大事なことだと思います。

日本で日本人の親が、他言語(英語)のバイリンガル教育をする時、この動機付けを与えるのを忘れがちです。小さな子供にとって、2の言語が道具(=この言葉が話せれば、就職に有利等)なんてわかるはずもありません。1の動機付けをするために、その言語が話されている国の映像や写真を見せ、文化の違いや良いところを沢山話しましょう。「日本以外にも世界がある」事を認識させ、興味を持たせ、好きだからその言語を学びたいという動機を持つ様に導くことがバイリンガル教育の1歩です。

 モチベーションの維持

次に動機(モチベーション)を維持するにはどうすればよいか考えてみましょう

漫画・アニメ・Youtubeは強い味方

上記1の動機の根底にあるのは「好き」という気持ちです。好きになるためには、最初に興味を引かせる必要があります。

ぜひ、アニメやYoutubeなどで、子供が興味を持つものを見せてあげてください。子供にテレビは良くないという人もいます。でも、バイリンガル教育をする上で、言葉を増やす・音にならすといった意味でも、音声映像は非常に重要です。

私は、娘(6歳)の日本語語彙力がYoutubeのたまものだと思っています。 Youtubeは1日1時間ほどみせていますが、コミュニケーション向上のためにも、必ず横に座って映像の感想を言いあいながら見るようにしています。

実際に旅行に行く

自分がいるところ以外に国があることを認識させるのに こんなにいい方法はありません。特に日本は単一民族の島国なので、日本にいると「他に国がある」と実感することがあまりありません。

その国に行って、その国が好きになって、その国に入るため・受け入れてもらうためには、その国の言語が必要と肌で実感してくれたら、バイリンガル教育の大きな一歩になるでしょう。

ずっとほめよう

これとっても重要だと思います。親が「もうこんなこともしゃべれるんだね」と褒めてくれるのが、子供はとってもうれしいもの。文法が間違っている、発音がおかしい、もちろん追々直していく必要はありますが、まずはその言語に取り組んでいることを褒めてあげましょう。2ヶ国語学習は、子供にとって負担がかかるもの。がんばっていることを認めてくれなかったら、やる気なくなってしまいますよね。

ちなみに私(日本人・日本語ネイティブ)は両親(これまた日本人・日本語ネイティブ)の仕事の関係で小学校6年間をインドですごしましたが、日本人学校に通っていたので英語に接する機会があまりなかったこと、なにより父が私の話す英語に対してとても厳しかったので、英語が本当にキライでした。高校はアメリカへ留学したのですが、英語には本当に苦労しました。今でこそ英語を「流暢に扱えるバイリンガル」ですが、あのときの両親が、自分を「英語が好き」な方向へ導いてくれたら、今ひょっとしたら、英語が「母語レベルのバイリンガル」になれてたのかも、と思わずにはいられません。

 

以上、バイリンガルの言語学習のモチベーションについて考察でした。

色々長くかきましたが、幼少期からのバイリンガル教育を続けていくためには「好きこそものの上手なれ」で、とにかく「好き」の気持ちを持続させていくことが必要ということですね!

 こちらの↓バイリンガル教育についての記事もぜひどうぞ 

viagemxvida.hatenablog.com