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【"海外"なんて国あったっけ?】水原希子「英語くらい勉強して」騒動を考察する【バイリンガル教育/留学・海外旅行のメリット】

先月末ごろ、自動化ゲートの使い方がわからず戸惑っている外国人に対し、職員が日本語で対応していたことを、水原希子さんがインスタグラムで投稿。

「係の人が助けてあげればいいのに、遠目から見たりはしてるけど、なかなか助けに行く気配はなくて、入国審査官の人も席に座ったまま、日本語で『指、押して下さい』とか言って、そんなのどう考えたって分かる訳ないと思って、ようやく5分後くらいに係の人が対応してたけど。空港で5分待つってなかなか長いよ。効率良く仕事して、英語くらいちょっと勉強してPress your fingerぐらい中学生でもできるよ」

と書き込み賛否両論、ネットをザワザワさせました。

 

おそらく、水原さんはあまりネット受けする感じではなく、彼女だからこそここまで炎上したのかなとも思うのですが(笑)、それにしてもこの意見にたいしての「否定」意見にもう顎が外れるほど驚愕して、あらためて「実際に」留学なり旅行なりで、自分の目で世界を見るって大事だなと感じたので、シェアしたいと思います。

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「海外」という国

日本以外は「海外」という1つの国?

反対意見で多かったのが以下のようなものです。

「日本人が母国語でもない英語ができないことを蔑む感性がおかしい。
それでも我々は海外に行く時、英語を覚えて行く。
逆に日本に来る外人は日本語を覚えて来るべき。」

 

「外国の空港の職員が日本人に日本語で質問する?」

 そして、この意見に対して何百もの「thumbs up(賛成)」がついていました。

色々な意見がある、出せるのは本当にすばらしいことだと思います。だけど、この批判意見的外れすぎませんか?

>日本人が母国語でもない英語ができないことを蔑む感性がおかしい

確かに、英語ができることはオプションであって、マスト(必須)ではありません。一般の生活において英語ができないことを恥じる必要は全くありません。

でも、この女優さんが言及したのは「空港」ですよ。どこの国云々以前に、空港で他国の人とコミュニケーションをとる際の手段として、必要最低限の「英語」が求められるのは当たり前だと思うのです。英語が好きか嫌いかはおいといて、「英語」が国際語になっているのは事実ですから

>それでも我々は海外に行く時、英語を覚えて行く。逆に日本に来る外人は日本語を覚えて来るべき

そしてこれが最も違和感があった点です。

日本以外は全て「海外」という国で、そしてその「海外」は全て英語を話すと。

私はブラジル在住で、ポルトガル語が公用語です。一般の人はほとんど英語を話せないです。それでも、少なくともグアルーリョス(サンパウロ国際)空港といった国際空港では職員はちゃんと英語で対応してくれます。

この人の意見が、それでもわれわれは海外に行くとき、「その国の言葉」を覚えていくならわからなくもないんです。次の文の「逆に日本に来る外人は日本語を覚えて来るべき」にも矛盾しませんから。

フランスに行くとき、韓国に行くとき、アルゼンチンに行くとき、その国の言葉を覚えていきますか?もちろんそういう人もいるでしょう。でも殆どの人は、多少の挨拶を覚えていくくらいで、空港等でコミュニケーションをとる際は、英語圏の国ではなくても英語を使うでしょう。

>外国の空港の職員が日本人に日本語で質問する?

上記の繰り返しになりますが、例えばアルゼンチン人に日本の空港で質問するとき、スペイン語で質問しますか?ブラジル人だったらポルトガル語?フランス人だったらフランス語?

違いますよね。そんなことしてたら、何人職員がいてもたりないです。

「海外」なんて国はありません。そして「海外」全てが英語が公用語の国ではありません。それでも、公の場面(空港含む)ではコミュニケーションの手段として国際語の「英語」が求められるのは全く自然なことだと思います。

島国のデメリット

私は日本生まれ、インドで小学校6年間をすごし、高校はアメリカに3年間留学しました。日本の会社ではフィリピン支店で4年の勤務、その後オーストラリアに移住し、そこであったブラジル人と結婚、現在ブラジル在住です。人生の半分以上を「海外」ですごしています。幼少期から色々な文化にふれて生きてきました

日本に帰って日本人の友人・知人と話していてちょくちょくでてくるのが

「海外では~~」「海外だったら~~」「外国人って~~」という発言。

海外ってどこですか?外国人ってどこの国の人のことですか?

小学校時代すんでいたインドと、20代後半で移住したオーストラリア、両方日本からみれば「海外」ですが、まったく違います。人種構成はもちろん、文化や習慣、食事まで本当に違います。ブラジルもフィリピンももちろん全然違います。オーストラリアとアメリカは同じ英語圏で、似通った部分も多々ありますが、それでも明確に違いがあります。

日本は島国です。かつ単一民族の国です。

「日本以外の国」が存在して、国それぞれの文化や言語があり、多様性に溢れているということが、本当に想像しにくい環境にあります。

 日本という島国のデメリットを感じた騒動でした

自己研鑽は重要

語学学習のメリット

 語学学習を考えるときに、もちろん一番フォーカスするポイントは「言語」でしょう。これはもちろん間違いではありません。

でも、日本で語学学習をしていて、言語だけにフォーカスすると必ず限界がきます。本当の意味での「バイリンガル」には絶対になれません。

なぜなら、言語習得には、その言語に紐付く文化や習慣といったものの理解が必須だからです。

ある程度の文法や単語、音の理解がすすんだら、ぜひ語学留学をしましょう。時間・お金でそんなの無理という人、1週間程度でもいいんです。その国に行ってみましょう。お子さんにバイリンガルになってほしいと願うなら、その文化や習慣を経験させてあげてください。

文化や習慣を理解するのは無理でも、実際に見て感じて、「日本以外にも世界がある」ということを理解することは本当に重要です。語学習得のモチベーションにもなります。

せっかく、世界一便利ともいわれる日本のパスポートを取得できるのです。

ぜひ、海外にでて、実際に世界を見てみてください 

www.viagemvida.com