ブラジルはアメリカ以上に人種のるつぼ
世界一ともよばれる人種の多様性がある
人種だけじゃなく(貧富や教育格差が大きいので)考え方や生活スタイルもとても多様だ
そんなブラジルだけど、老いも若きも金持ちも貧しい人も比較的共通していることがある。
食に対する保守性だ。
食に多様性が無いということではない。
.ブラジル北部はアフリカ移民が多いのでアフリカ系の、私がいる南部はドイツ移民が多いのでドイツの影響を多大にうけた料理があり、要は地方ごと多様な食はあるのだ。
だけど、ブラジル人たちは基本的に自分達に馴染みのある料理しか挑戦しない。その地方の料理が基本で、ほかの地方や国の料理には恐れを抱いていたり、ちょっとバカにしていたりする。
これだけ多様性がありながら、一般のスーパーの棚にはどこも比較的似たものが置いている。オーストラリアにいたころは、一般のスーパーにも世界中の様々な食材が置かれていて、見るだけで楽しかったものだけれど、ブラジルのスーパーにはそんなわくわく感はない。日本食材がほしければアジア系スーパーに、アフリカ系食材がほしければアフリカ系のスーパーにいくことになる
と!こ!ろ!が!
ここ最近、一般のスーパーで見かけるようになったものがある。日本でもなじみのアレ
PANKOである
【PANKO】
— パパガイオ🇧🇷【公式の偽物】最南端RS州 (@BrasilxBrazil1) February 3, 2021
パン粉🇧🇷
普通のスーパーで普通に見るようになった...
古いパン、ガリガリ削る手間が省けてありがたい
Ana Maria Braga の番組でカレーパン作ってたしね
ブラジルでも一般的になりつつあるのかな?
ところでカレーパン食べたい🤤🤤🤤 pic.twitter.com/6bEyoRzAvq
日本の「パン」という言葉は、ポルトガル語の「pão(=パン)」からきてるわけで、「PANKO(=パン粉)」はいわゆる逆輸入の言葉になる
ミラネーザと呼ばれる、洋食のカツレツのようなものがあるのだけれど、その衣をPANKOで作る人がちょいちょいで始めてるのだ
PANKOで作ると、さらにサクサクになっておいしいと評判もいい
ブラジル最大の放送局Globoの朝の顔・Ana Maria Bragaさんの情報番組でもカレーパーンを作ったし、MaterChefという素人が料理の腕を競う番組でもPANKOがちょくちょく登場するようになった。
ブラジル人は食に保守的
たしかに今もそうなんだけれど、国が豊かになって海外に行く人や海外料理にアクセスできる人が増えて、それも変わってきてるんだな…と感じる
一般のスーパーに置かれているものも、PANKOはじめ、TacosやPatThaiの材料といったものも少しずつ見かけるようになってきた
きっと私のような外国人も、食生活の面でもさらに過ごしやすくなる気がする。
この調子でカレーパンも普及してほしい
せっかくPANKOが手に入るようになったのだし
問題は、ブラジル人がカレーが好きじゃないということ
黒コショウ系の辛さがダメな人が多いのだ...
カレーパーンの普及は...まだ先の話かもしれない
↓美味しそう…
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