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【意識ひくすぎって言うけれど】日本は出世意欲が最低、断トツで自己研鑽していない国【一方ブラジルでは、、、】

最近気になった記事があります。

それはタイトルにも書いた

日本は出世意欲が最低、断トツで自己研鑽していない国

というものです。

記事の内容は、タイトル通りです。

これを見て、まあそりゃそうだな、、、と正直思いました。

だって、日本の場合それでも生きていけちゃいますから。

私はブラジル在住です。ブラジルは日本とは比較にならないほどの超格差社会です。

出世しなくては、稼げません。生きていけません。稼ぐためには自己研鑽しなくてはいけません。

今回は、今回の記事についてブラジルの状況と比較しつつ、この状況についての私なりの意見を書いてみました。

「日本は出世意欲が最低、断トツで自己研鑽していない国」とは

まず、この件について語る前に、記事の内容を軽く纏めておきます。

※詳細は以下のリンクを見てください。

日本は出世意欲が最低、断トツで自己研鑽していない国に【アジア太平洋14か国調査】:MONEYzine:資産運用とお金のこと、もっと身近に

パーソル総合研究所がアジア太平洋地域の14か国ではたらく人を対象に行った調査。

まず「上昇志向」について、現在、非管理職である人に聞いたところ、日本は管理職になりたい人の割合が21.4%で、14の国・地域で最も低かった。逆に言えば、日本では積極的な管理職志向がない人は78.6%にものぼる。また、会社で出世したいと答えた人は、5段階尺度の平均値で見ると2.9にとどまり、日本は出世意欲も最も低い国と言える。

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「自己研鑽」についても、勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何も行っていない」が46.3%で、14の国・地域で最も高くなっている。2位のオーストラリアと比べて24.8ポイントも差があり、断トツで自己研鑽していない国と言える。

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このデータが教えてくれること

豊かな国ほど、出世意欲も自己研鑽意欲も低い

このデータをもとにした記事は他にもいくつもありましたが、ほとんどが日本に対してネガティブな書き方をしていました。

上記リンクの記事でも

「日本型雇用が機能不全となり、20~30代の社員から見て先輩がロールモデルになりえていない事態が背景にあるとみられる。。。。」

と書かれています。

ただ、別の見方をして見ましょう。

例えば管理職になりたいかという項目

最下位意は、日本。次にニュージーランド・オーストラリアと続きます。

一位はインド、次はベトナム。

日本もニュージーランドもオーストラリアも比較的裕福な国です。

これらの国にも貧困層はもちろんいますが、それは基本的には「相対的貧困」であって「絶対的貧困」ではありません。

※相対的貧困→社会の平均的なレベルと比べて貧しい

※絶対的貧困→人間としての基本的な欲求をみたせないレベルの貧しさ

裕福な国ほど、管理職になりたい出世したいという意欲が低くなっていることも読み取れます。

個人的な意見ですが、その背景には

「出世しなくても、管理職にならなくても、自己研鑽しなくても生きていける」

ということもあると思います。

ブラジルの場合

さて、この調査をブラジルでしたらどうなるでしょうか?

実際に調査しないともちろん正確なことはいえませんが、ブラジル在住者として予想するに

出世意欲も自己研鑽意欲もかなり高い

と思います。

なぜなら、

出世しないと、管理職にならないと、まともな生活が送れないからです。

出世するためには、管理職になるためには、自己研鑽が必須だからです。

先ほど書きましたが、ブラジルは超格差社会です。

社会は三角の形をしていて、少数のトップ層が三角形の頂点そばにいて、三角形の下辺には大量の底辺層がいます。詳しくは下の記事(ブラジルと日本、どちらが「いい国」なのか)を読んでいただければと思いますが、この底辺層は、日本で言うところの「絶対的貧困」にあたります。最低限の衣食住をまかなうのにイッパイイッパイで、基本的な生活以外に 支出するお金がほとんどない人がたくさんいます。

日本と比べても、大して物価も安くないのに、最低賃金の約1000レアル(約3万円、州によって違いあり)で生きている人がたくさんいます。

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 出世意欲がないのは悪いことなのか

私はブラジル在住です。

ブラジルの、常に貪欲でないと生きていけない超階級社会にいると、この調査結果は必ずしも悪いことだけではないと思えるのです。

日本では「ボケーっとしていても生きていける」ともいえますから。

常に貪欲でないと生きていけない社会は、機能不全社会です。がんばれる人、がんばれない人、生まれつき高い能力をもった人、そうじゃない人、どんな人でもそれなりに生きていけることは、社会として大事なことだと思います。

Japanese, be ambitious~自己研鑽しよう

やっぱり自己研鑽は大事

さて、出世意欲等々が最低なのは、決して悪いことだけではないと書いた中で、今までを否定するような「自己研鑽は大事」というタイトル(笑)

自己研鑽しなくても、出世しなくても、日本では生きていけます。

今のところは。

 記事にもありましたが、今は国際競争の時代です。ボケーっとしている日本人の横で、切磋琢磨している人々がいます。

ブラジルだってそうです。まだまだ日本には追いつきそうにありませんが、日々貪欲に上を狙って生きています。もともと広大な国土・豊富な資源・人口の多さ等、大国になる要素は十二分にある国です。

今は、日本がブラジルから「搾取する」上の立場ですが、政治システムが機能さえすれば、日本人がボケーっと生きている限り、ブラジルと日本の状況が逆転するのは明らかだと思っています。

※ただし、ブラジルの場合、政治システムが機能する兆しがみえないのですが(笑)

いつまでもボケーっとしていたら、どんどん周りに追いつかれて、いつの間にか搾取される側の国になるかもしれませんよ。そうしたら、今までのようにボーっとしていることなんてできませんよ!

今までの貯金で食いつないでいるような日本の状況。ボケーっとしていたいなら、自己研鑽はやっぱり大事だと思うのです。

この状況はチャンス

 たくさんの人がボケーっとしている日本のこの状況。考え方によってはチャンスだと思います。

働き方も生き方も多様化しているこのご時勢。

出世だの管理職だのに縛られる必要も、ひいては会社という組織に縛られる必要は必ずしも無いと思っています。ただ、縛られたくないのであれば、やっぱり自力は大事ですよね。周りがボケーっとしているのであれば、ありがたいじゃないですか。出し抜くのは簡単です。

 

、、、、なんだか、日本に戻りたくなってきました。

今の日本にはチャンスがゴロゴロころがっている気がします! 

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