Brasil x Brazil

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【性格・気質】ブラジル人って結局どんな人たち?【民度低いっていわれるけれど、、、】

ブラジル生活早8年目。文化や生活の違いによるストレスも乗り越え、ブラジルで生活を送れて幸せだなと思っています。

先日、ブラジル在住者やブラジルに興味のある人が集うFB上の「ブラジル掲示板」で、ブラジル人ってどんな人たちかという投稿があったのでご紹介します。

日本人は、「ブラジル人は民度が低い」ってよく言いますが、本当にそうなんでしょうか?掲示板のやりとりを交えて考えてみました。 

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FBブラジル掲示板上のやりとり

質問「ブラジルの文化は日本に比べてどう違いますか?」

Cerejeiraさんによる、とてもざっくりした(笑)質問が掲示板に投げかけられました。

30件ほどのレスがつき、そのどれもが興味深いものだったのですが、その中で個人的におもしろいなと思ったレスをいくつかピックアップして、コメントしていきたいと思います。

ANAさん

人間性で言うと、おおらか(いい加減ともいう。笑)細かい事を気にしない。フレンドリー。

→これは、基本的にどのブラジル人にもあてはまりますね。ブラジルは階級社会かつ大きい国なので、金持ちと貧乏人、北部と南部の人間では、全くといっていいほど気質や性格が違ってきますが、これはほぼ全員に当てはまると思います。

日本人にはブラジル人気質はいい加減に感じられ、移住後まず最初にストレスを感じるのがこれだと思うのですが、なれてしまえば楽なものです。みんな結構いい加減ですが、その反面、他人に完璧なんて求めません。だから、多少の問題がおこっても「Acontecce」(※直訳「起こってしまった」=そんなこともあるよね~的なニュアンス)ですんでしまいます。

Yochiyoさん

ブラジル人は、バーベキューが大好きですね!

→これも、その通りです。毎週日曜日は家族親族友達が集まってシュハスコ(ブラジル版BBQ)です。キリスト教国家のブラジルは、日曜日は家族の日なので、基本的にお店も休みです。(ただしサンパウロ等の大都市や、大きなショッピングモールは除く)

日曜日にやることといったら、シュハスコかビーチに行くことくらいです。

基本的にブラジルの男は家事が一切できませんが、シュハスコだけは別。シュハスコは男の仕事とみなされていて、このときばかりは張り切って肉をやいてくれます(笑) 

www.viagemvida.com

Hiroshiさん

初対面の壁は薄いけど、根本の部分の壁は厚いので、日本と逆なので要注意です。

→これも本当にその通りだと思います。初対面からブラジル人は基本フレンドリーで、親切にしてくれます。でも、それがブラジル人の根本的な気質かといったらそうではないと思います。

フレンドリーなのは、ブラジル人としてそれが「マナー」であり、「MUST(=やらなくてはいけないこと)」だからです。日本人にとって、「真面目で礼儀正しく」あるのが一種の社会的義務のように、ブラジル人にとってフレンドリーかつ社交的なことは社会的義務だからです。また親切も、あくまでGive&Takeの精神です。なので、見返りがないとわかると、結構ブラジル人は冷たいです。

だから、真の友情や人間関係を築こうと思うと、結構大きな壁が立ちはだかっていると気付くと思います。

Seijiさん

一言で言うのであれば、自己中な国民性ですかね。電車(の入り口)で端に寄らないで、周りや新たにのってくる乗客の邪魔をするようにふさぐ。トラックストや色々なストで、周りのことを気にせず邪魔できるというのがブラジルだと思います(笑)

→これもその通りです。これに関しては、ブラジルが日本から「民度が低い」といわれる所以の一つだと思うのですが、自分としてはブラジルの良いところだとも思っています。

ブラジル人は、まず第一に自分の幸せを考えます。周りに迷惑をかけても、まず自分ファーストです。だから、「周りに迷惑をかけない」ことがしみついている日本人からすると、とても自己中に感じられます。でも、同時に彼らは他人から迷惑をかけられても、「Acontecce」(※直訳「起こってしまった」=そんなこともあるよね~的なニュアンス)で済ませてしまいます。ストレスなんて感じません。だって自分も迷惑をかけているので。

日本人は、まず「周りに迷惑をかけない」ことにプレッシャーを感じ、「周りに迷惑をかけられたら」それはそれでストレスを感じる(=自分は迷惑をかけないようにしているのに、なぜ周りは自分に迷惑をかけるのかと感じる)という悪循環があるように感じます。

日本人からみたら自己中他ならないですが、これがブラジル人が世界一自殺率が低いともいわれる国民性をうみだしていると思えるのです。

EL JAPOさん

自己中心的であっても、他人が困っていると助けてしまう変わった文化。

→まさにこれ!と感じたコメント。

先ほどから書いていますが、ブラジル人は日本人的基準からみたら自己中です。自分が幸せならそれでよしなので、まず自分が幸せになる方法を真剣に考えます。自分が幸せになるためには、多少他人に迷惑をかけても、それは仕方のないことというのがブラジル人の考え方の根底にあります。

でも、本当に困っている人がいたら、自分の幸せ関係なく手を差し伸べるのもブラジル人です。もう条件反射のように、みんな助けてくれます。

私がブラジルに来てストレスと感じる一番の原因はブラジル人でした。でも同時にブラジル人の根底にながれる「人間性」に救われてここまできています。

日本人は周りに迷惑をかけません。でも同時に、助けを必要とする人が目の前にいても手を貸さない人が多すぎる気がします。周りに迷惑をかけることを一番にさける日本は、「迷惑(=問題)」をかける人が悪いのであって、まるで全てが自己責任かのように取り扱っているように感じるのです。

結局ブラジル人ってどんな人

ブラジルは日本の2倍以上・世界でも5番目に人口の多い国なので、もちろん一概に語るのは難しいです。また、日本では考えられないほどの階級社会なので、社会の上位に位置する人と下位に位置する人では、同じ国民とは思えないくらい違いがあります。

でも基本的には、

陽気でおおらか、でもいい加減で自己中心的

表面的には親切、でも根本はGive&Takeの精神で見返りを求めている

その一方で、困っている人には手を差し伸べてしまう国民性

といったところでしょうか。

ブラジル社会にくらしてみて

日本人は「ブラジルは民度が低い」とよく言います。

民度って、そもそも何なんでしょうか。

もしも、民度というのが社会的なマナーや、知識レベルといったことであれば、間違いなくブラジルの民度は低いです。

自分ファーストですから、道の真ん中をふさぎながら立ち話を始めたり、列で並んでいても「ほんのちょっと質問するだけだから」といいながら横入りする人が、それはもうたくさんいます。知識レベルも、時計が読めない、東西南北がわからない、あげくのはてに自分の国の位置すらいまいちわかってない人もたくさんいます。

最近おこったブラジル刑務所の暴動では、57人が死亡し内16人は頭部切断という、日本ではありえない残虐さ+野蛮さでした。

ですから、この観点から民度を語ると、ブラジルは間違いなく民度が低いです。

でも、別の観点から見てください。

幼児虐待で、子供や赤ちゃんが命をおとしたというニュースが、ここ最近の日本ではよく流れていますよね。

ブラジルではこの手の事件はまずありえません。虐待がないということではないんです。他人とのコミュニケーションをとるのが好きなお国柄(=おせっかいとも言う笑い)、どこかの家族が周りに気付かれず虐待をするなんて無理な話です。

虐待がある、もしくは疑われる段階で、もちろんブラジル人も児童相談所に相当する場所に通報します。もしも児童相談所が状況をコントロールできないと感じた時点で、ブラジル人は一丸となってその子供を救いにいきます。近隣住民全員で救いにいきます。誰か助けが必要なら、あとのことは考えず手を差し伸べてしまうのがブラジル人です。

バスや電車で、お年寄りや席が必要な人のために、席を譲らない人、日本では多いですよね。ブラジルではまずありえません。基本的にみんな譲ります。譲らない人がいたら、周りの人たちで袋叩きです。

 

ブラジル人は、確かに民度が低いかもしれません。

学もなければ品もない、そして金もない人がたくさんいます。

それでも、人間性は捨ててないんですよ。

 

日本は私の愛すべき母国です。日本が大好きです。日本に住んでいる日本人以上に、日本人であることを誇りに思っている自負があります。

それでも、たまに帰る日本で、「ブラジル人は~」「ブラジル人って~」と悪くいう人を見るたび、日本人とブラジル人、どちらが人間らしいのかな?と思ってしまうこともよくあります。