日本の自動車運転免許から、ブラジルの運転免許への切り替え方法について解説。
今回は、DETRAN(交通局)での提出書類について。
※免許取得の流れ・概要は以下の記事を確認してください。
まずは、DETRAN(交通局)へ行って必要書類の確認をしましょう。各州によって必要書類が少し違うようです。
私が提出したのは以下の書類です。
必要書類
1)Preencher Formulário
フォームに必要事項を記載します。フォームは各州のDETRANのHPからダウンロードできます。DETRANの窓口でもらうこともできます
2)Cópia da CNH estrangeira
有効期限の切れていない、日本の運転免許証のコピー(表・裏)
通常のコピーでOK(公証役場でのコピーは必要なし)
3)Tradução juramentada(Original)
日本の免許証の公証翻訳(オリジナル)
公証翻訳をしてくれる人は各州のDETRANのサイトに載っている人から選ぶこと=各州に住んでいる公証翻訳人に頼む必要があります
私のいる州は日本語→ポルトガル語の公証翻訳人がいなかったので、DETRANに確認しサンパウロ州にいる公証翻訳人にたのみました。
公証翻訳は各州の商工会議所によって値段が規定されていて、サンパウロ州の場合運転免許証表裏で(公証役場での認証印含め)約R$75.00。サンパウロ州から私のいる町まで公証翻訳をSEDEXで送付してもらって(送料等全て含めて)全部でR$125.00でした。
※公証翻訳の際、運転免許証の原本を翻訳人に送る必要はありません。スキャンしたものを送ればOKです。
4)Cópia do RNE
RNE(Registro Nacional de Estrangeiro)外人登録証のコピー(裏表)
通常のコピーでOK。公証役場でのコピーでなくてもよい
5)Cópia do CPF
CPF(納税者番号)コピー
通常のコピーでOK。公証役場でのコピーでなくてもよい
6)Cópia e Original do Comprovante de Residência
住所証明ができる書類のコピーと原本。コピーは通常のコピーでOKです。
住所証明ができる書類とは
電気料金や水道料金の支払い請求書が一般的です。もしも自分の名前での請求書がなかったら、Certidão de casamento(結婚証明書)のコピーが必要です。
うちのように、ブラジルでの結婚手続きをしていなくて、結婚証明書がないのであれば、公証役場にいってDeclaração de residência(居住宣誓)を、請求書に名前が載っている人にとってもらう必要があります。
必要書類提出後のながれ
書類一式をもって再びDETRANへもどり書類提出をします。問題がなければ、数日後にDETRANから電話がかかってきますので、DETRANへ行ってください。
DETRANで、支払い用の書類や健康診断の場所・写真撮影の場所の指示をもらいます。→ここからの詳細は、こちらの記事に続きます。
注意点
私の住んでいる州は手続きが異常に遅いといった問題は発生していないようですが、サンパウロ州やリオデジャネイロ州は、この書類確認にも非常に時間がかかっているようです。余計にお金を払うことになりますが、DESPACHANTE(交通関係の書類のプロ)に頼むことも考えておきましょう。
※お勧めはしませんが、この人たちにお金(賄賂)を払って、実技試験なしで免許証を手に入れた人を知っています。これは最後の手段ということで。。。