日本の自動車運転免許からブラジルの自動車免許への切り替え方法を解説します。
今回は自動車教習所での手続き・練習について解説しています。
※税金関係の支払、健康診断、精神鑑定、指紋・署名認証等が全て終わり、自動車教習所での連取が始められる段階に来た人のための記事です。
全体の概要については、以下を確認してください。
ちなみに日本の自動車運転免許からの切り替えでは、自動車教習所での練習は任意です。前回記事で書いた税金関係の支払い等の手続きが全て終わったら、そのまま実技試験を受けることもできます。運転に自信のある人は、この記事はとばして、直接DETRANで実技試験の予約をしましょう。※試験はマニュアル車のみ
1)自動車教習所での手続き
①自動車教習所がDETRANにコンタクトをとり、実技教習の許可証をもらう
この手続きを自動車教習所がわかっていないことが多いようです。これが原因で教習所に受け入れてもらえないことがあります。(実習許可証がないので練習させられないという理由で)
自動車教習所がDETRANにコンタクトをとって、実技教習の許可証をもらう必要があります。この際、許可証発行のためにお金(私のいる市では58レアルほど)をはらう必要があります。
②自動車教習所での練習時間・金額の交渉
自動車教習所での練習は任意です。ですので、自動車教習所によって、最低の1クラスから教習させてくれるところ、10クラス以上のコース契約でないと受け入れてくれないところと様々です。
私は、1クラス50分50レアルで10クラスの契約をしました。
※①の実技教習の許可証について
本来であれば自動車教習学校は許可証なしで実技教習をしてはいけません。ですが、払わずに練習させてくれるところも多いようです。というのも、この自動車学校での練習というのは任意ですので、払わずに直接実技試験にいくこともできますし、練習中に許可証の有無を調べられることもまずないので、許可証なしでも正直問題はないからです。
私の場合は、自動車教習所が「そんなの払う必要ないよ~。絶対ばれないし」ということで払わずに練習させてもらいました(笑)
2)自動車教習所での実習
ブラジルの自動車教習所の実習は、いきなり路上練習からはじまります(笑)シュミレーターや学校構内での練習なんてありません。
といっても、もちろん交通量の多い道路ではなく、最初は殆ど車のいない道路に連れて行ってくれて、そこで練習をはじめることになります。
通訳の人を同乗させても問題ありません。
以下、私が日本と運転の仕方が違うと思ったことの羅列です
・エンジンをかけるとき、クラッチとブレーキはふまない。
・坂道発進はサイドブレーキを使ってはいけない
→ブレーキふみつつ半クラにして、いい感じになったところで、アクセルを踏む
・通りを横切る(直進)時、渡りきるまでギアは一速のまま
→結構大きい通りのときは、結構なスピードで横切るのでエンジンがウィーンっていう(笑)
・半クラはかかとをつけたままおこなう
あとは、結構細かいルールが違いました。ポル語なしだと最初はきついと思います。ポル語ダメな人は、主人なり友人なりに少なくとも1回は通訳として乗ってもらったほうがいいかもしれません。
3)実技試験の予約
自動車教習所での練習が終わったら、実技試験の予約をいれます。
マニュアル車をもっているのであれば、自分でDETRANで予約を入れることもできます。※実技試験場所には車はありません。自前で車を用意する必要があります。
自動車教習所を通して実技試験の予約をいれることもできます。
私は主人の車がオートマ車なので自動車教習所を通して実技試験をうけました。
というわけで次回は実技試験の内容詳細についてです
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