ブラジルに来て早7年。ブラジルにいる日本人からは、「ブラジルの物価は日本並に高い」とも「ブラジルは安くて生活しやすい」という両方の声が聞こえてきます。
では実際のところどうなんでしょうか。
この【ブラジルの生活費】シリーズでは、一ヶ月の生活費を衣食住他、日用雑貨・教育費等に細かく分けて、だいたいブラジルの生活費は実際にいくらぐらいかかるのかみていきたいと思います。
第七弾は日用品費です。
日用品といっても、どれを日用品に含めるか、分類も人それぞれだと思うので、ウィキペディアを参考に項目をまとめてみました。※1レアル30円で計算しています
日本もブラジルも、品質によって値段が変わってきます。一口にシャンプーといっても、高級ブランドから超安物まで様々ですよね。
今回は、できるかぎり日本でも購入可能なメーカー・ブランドの価格を紹介していきます。(例えばシャンプーならDoveなど日本でも購入可能なもの)
また、日本と同じブランドやメーカーがブラジルにはない場合、日本の一般的な商品と同じ品質と思われるものの価格を紹介していきます。
衛生用品
紙製品
・トイレットペーパー(NEVEダブル30mx12個入り)
→約15レアル(約450円)=日本と殆ど同じ値段
・紙おむつ(パンパースM 60枚入り)
→約63レアル(約1890円)=ブラジルの方が2割ほど高い
紙製品に関しては、日本と同じような品質のものをブラジルで買うと、日本と大体同じくらいの値段か、ブラジルの方が2割ほど高くなります。
生理用品
・生理用紙ナプキン(SempreLivre 32枚 薄型ではない/昼用)
→約15レアル(約450円)=ブラジルの方が約2倍高い
紙ナプキンやタンポンといった生理用品に関しては、日本と同じような品質のものをブラジルで買うと、ブラジルは日本の2倍くらいの値段になります
トイレタリー用品
ヘアケア用品
・シャンプー(LOREAL Elseve ダメージケア 400ml)
→約20レアル(約600円)=日本と殆ど同じ値段
・コンディショナー(LOREAL Elseve ダメージケア 400ml)
→約28レアル(約840円)=ブラジルの方が2割ほど高い
ヘアケア用品に関しては、日本と同じような品質のものをブラジルで買うと、日本と大体同じくらいの値段か、ブラジルの方が2割ほど高くなります。
スキンケア用品
・ボディクリーム(NIVEA スキンミルク 200g)
→約15レアル(約450円)=日本と殆ど同じ値段
・ボディーソープ(NIVEA スキンミルク 250ml)
→約12レアル(約360円)=ブラジルの方が2割ほど高い
スキンケア用品に関しては、日本と同じような品質のものをブラジルで買うと、日本と大体同じくらいの値段か、ブラジルの方が2割ほど高くなります。
フェイスケア用品
・洗顔フォーム(NIVEA スキンミルク 150ml)
→約35レアル(約1050円)=ブラジルの方が約2倍高い
・乳液(NIVEA 青缶 145g)
→約35レアル(約1050円)=ブラジルの方が約2倍高い
フェイスケア用品に関しては、日本と同じような品質のものをブラジルで買うと、ブラジルは日本の2倍くらいの値段になります
洗剤
洗濯洗剤
・液体石鹸(アリエール 濃縮タイプ3ℓ)
→約28レアル(約840円)=ブラジルの方が約2倍高い
・柔軟剤(DOWNY 濃縮タイプ500ml)
→約10レアル(約300円)=ブラジルの方が3割ほど安い
台所用洗剤
・食器洗剤(Ype 500ml)
→約2.5レアル(約75円)=ブラジルは日本の半額くらい
洗剤に関しては、液体石鹸を除き、ブラジルの方が安いことが多いです。
オーラルケア用品
・マウスウォッシュ(リステリン 500ml)
→約15レアル(約450円)=ブラジルの方が約2倍高い
・歯磨き粉(Colgate トータルケア70g)
→約8レアル(約240円)=ブラジルの方が約2倍高い
オーラルケア用品にかんしては、歯ブラシ等含め、ブラジルの方が2倍ほど高いです。
総括
日用品の値段は、ブラジルは殆どのものが日本より高い
日常的に使いそうなものを、いくつかピックアップして紹介しましたが、ここに載っていないものでも、日用品の値段は、ブラジルは日本の2割から5割増しだと考えておいてください。
ただし、日本と同じような品質のものでなくてもよければ、いくらでも安いものはあります。
例えばシャンプー。ロレアルやダブ、パンテーンといった日本でもなじみのあるブランドは、日本と同じか日本より高いことがほとんどです。品質は劣りますがSEDAというブランドであればそれらの半額くらいで買うこともできます。
紙おむつも、パンパース等の品質のよいものにこだわらなければ、半額以下で買うこともできます。
ブラジルでの平均的な収入(日本よりはるかに低い)を考えると、体感的な日用品の物価は、日本よりかなり高いです。