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【国際結婚・ブラジル移住】ブラジル人と結婚するとき、チェックしておくべきこと3つ

皆さんは、国際結婚に対してどんなイメージがありますか。

周りに国際結婚をしている人はいますか。

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厚生労働省が発表した平成29年度人口動態統計によると、約3.5%が国際結婚だったそうです。政府が外国人労働者の受け入れを積極的に進めているので、今後はこの数字がもっと増えていくかもしれませんね。

さて、そんな私も国際結婚組みです。オーストラリアで出会ったブラジル人と結婚し、今はブラジル在住です。人生の半分以上を海外で過ごしており、日本人よりも外国籍の人に囲まれていることが多かったので、国際結婚に全く抵抗はありませんでした。

国籍でその人を語るのはあまり好きではありませんが、それでも各国ごとに違う文化や習慣があり、国際結婚をする上でその違いを受け入れる・乗り越えることは、国際結婚を維持していく上でとても重要なことです。

今回は、ブラジル人をパートナーにもち、将来的にはブラジルに移住するかもしれない人たちに、移住する前にあらかじめチェックしておいたほうがいいことを3つにまとめました。

日本人同士の結婚も、たくさん乗り越えなくてはいけないことがあると思います。国際結婚となると、文化・習慣の違いや、金銭問題等もっとたくさんの壁があります。

移住という選択は簡単にするものではありません。以下を読んでよくよく考えてみてください。 

お金について 

ブラジル人の大半は貧乏

日本人同士の結婚でも、お金は大事な要素ですよね。お金は全てではありませんが、結婚生活を送っていく上で、最低限のお金は絶対に必要です。

ブラジル人と結婚(パートナー婚)する際は、そのお金に関して、日本人相手よりもかなりシビアにチェックしておいたほうがいいです。

まず、ブラジル人の大半は、日本人的感覚からいくと「貧乏」です。

日本でいう貧乏は「明日食べるものがない・着る服がない」という絶対的貧困(人間としての基本的な欲求をみたせないレベルの貧しさ)ではなく、「食べたいものを食べるお金がない、着たい服を買うお金がない」という相対的貧困(社会の平均的なレベルと比べて貧しい)がほとんどです。

ところが、ブラジルでは、日本人でいうところの絶対的貧困に位置する人が大勢います。家族・親族総出で働いて、カツカツで暮らしている人がほとんどです。ほとんどの人がそんな感じなので、当の本人たちは貧乏と思っていませんが、日本人的感覚からいくと「貧乏」です。

日本にいる間は、あなたも働けますし、相手のブラジル人もおそらく働いているでしょう。でも、移住となったとき、言葉の問題・ビザの問題であなたはしばらく働くことができません。あなたのパートナーに家計がかかってきます。

あなたのパートナーがブラジルでもしっかり稼げる人ならいいんです。そうじゃないなら、日本でいうところの「貧乏」暮らしが待っていると考えておいてください。当のブラジル人はなれているのできつく感じないかもしれませんが、日本人からするとその状況はとても辛いです。日本人の普通の暮らしは、ブラジル人の大半からすると「裕福な暮らし」です。 

出稼ぎブラジル人には注意

先ほど「あなたのパートナーがブラジルでも稼げる人」なら大丈夫と書きましたが、どんなブラジル人が「ブラジルでも稼げる人」なのでしょうか

まず、あなたのパートナーがなぜ日本にいるのか考えてください。

企業命令で日本にいるなら、その人はまず「ブラジルでも稼げる人」です。ブラジルで国際企業に勤め、会社命令で海外勤務を言い渡される人は、ブラジルでもエリートです。ブラジルの富裕層に位置します。

勉強で日本にいるなら、その人もまず「ブラジルでも稼げる(ようになる)人」です。勉強で来日しているということは、ブラジルに帰ってもすぐに仕事があるわけではありません。しかし、日本に勉強にこれるブラジル人というのは、ブラジルでも富裕層の家庭の出身者だけです。ブラジルの富裕層家族は、ほぼ間違いなくブラジルでビジネスを持っていますので、そこで仕事をすることができます。仮にビジネスを持っていなくても、優良企業のいいポジションにいます。ブラジルの社会は、ほぼコネなので、コネ入社なりでなにかしらの「稼げる」仕事につくことができます。

 問題は、出稼ぎブラジル人です

一部のブラジル人は、なぜ日本に出稼ぎにきているのでしょうか。

それは、ブラジルで十分に稼げないからです。1000レアル(約3万円)に満たない最低賃金で働く人が殆どのブラジルにあって、生活が厳しいから日本に来ているんです。貧富の差が激しいブラジル、上流階級の人たちはわざわざ日本で仕事をしなくても、ブラジルでいい暮らしをしています。稼げています。そのレベルの人たちはわざわざ日本へなんて来ません。

出稼ぎブラジル人をパートナーに持つ人、ここを見極めましょう。

その人は、ブラジルでチャンスがなかったから稼げなかっただけですか?

先ほども書きましたが、ブラジルは貧富の差が激しい階級社会で、コネ社会です。中流階級以下の出身者(出稼ぎブラジル人)は、実力や頭があってもチャンスに恵まれなかったという場合もあります。

出稼ぎブラジル人が、ブラジルに戻って「稼げる」ようになるためには、企業に雇われるのを期待するのではなく、日本で稼いだお金を使って自分でビジネスをオープンする必要があります。(十分に稼げる仕事は、ほぼコネが必要です)あなたのパートナーはビジネスをいとなんでいくだけの、行動力・知識・能力がありますか?そして、あなた自身もそのビジネスをサポートしていく自信はありますか?

しっかり考えておきましょう。

※ブラジルの階級社会について書いた記事は以下をどうぞ 

viagemxvida.hatenablog.com

 家族関係について

ブラジルはマスキュリズムの国

日本にいる友人は、よくこういいます。

「外国人男性って、家事育児に積極的でいいよね~」「海外では~」

外国ってどこのことをさしているのでしょうか。オーストラリアも外国です。中国も外国です。サウジアラビアも外国です。外国といっても本当に色々で、男性が家事育児に積極的な国もあればそうではない国もあるでしょう。

ブラジルはどうでしょうか。

ブラジルは基本的に「マスキュリズム」の国で、男性は家事に積極的にかかわってきません。マスキュリズムは男性優位主義とも男尊女卑とも訳されますが、ブラジルは(個人的には日本に劣らず)マスキュリズムの国です。最近はブラジルではフェミニズムの活動が盛んですが、 それは裏をかえせばマスキュリズムに不満を覚える女性が多いということです。

何がいいたいかというと、ブラジルに行ったからといって、男性が家事育児に積極的という幻想はもたないほうがいいということです。

※なぜブラジル男性が家事ができない・しないのかを書いた記事は以下をどうぞ

viagemxvida.hatenablog.com

 日本・イタリア系ファミリーのマスキュリズムはひどい

様々な国の移民で構成されたブラジル、今のブラジル人は(先住民をのぞき)どの移民もだいたい3世から4世にあたります。殆どのブラジル人は「ブラジル人」としての習慣・文化を身につけていますが、それでもオリジナルの文化(イタリア移民ならイタリア文化、日本移民なら日本文化)もまだまだのこっています。

マスキュリズムが一般的に浸透しているといわれるのが、日本移民・イタリア移民です。共働きでも、女性が家事負担が多くなる(もしくは女性のみが家事をする)傾向にあります。

あなたのパートナーが特にイタリア系・日系であれば、日本にいるうちに、そのパートナーが家事にかかわってくれるか、少なくともそれらの仕事(家事)に対してリスペクトがあるかちゃんと見ておきましょう。

常識・知識について

 時計の読めないブラジル人

ブラジルは貧富の差が大きいです。貧富の差は、そのまま知識レベル・常識レベルの差に直結してきます。

知識レベルに関しては、中流層以下が通う公立校のレベルが非常に酷いので、本当に信じられないくらいの基本的知識がない人がたくさんいます。上流階級は私立校に通い、まともな教育を受けるのでまったく問題ないのですが、公立校出身者の中には、東西南北が理解できない、時計が読めない、ブラジルの近隣にどんな国があるか理解できていないレベルの人がたくさんいます。

あなたのパートナーが出稼ぎブラジル人だった場合、その人は最低限の知識を持ち合わせている人ですか?ほとんどの出稼ぎブラジル人は公立校出身です。もちろん十分な知識を持ち合わせていても、ブラジルでチャンスがなく、日本に出稼ぎに来ているだけの場合もあります。

先ほども書きましたが、出稼ぎブラジル人がブラジルに戻って「稼げる」ようになるためには、まずビジネスを開く必要があります。ビジネスを成功させるには、もちろん最低限の基本的な知能は絶対必要です。

時計が読める・四則の計算が正しくできるといったことはもちろん、少なくとも「ビジネスをオープンすれば、何もしなくても成功する」なんて甘っちょろい考えを持っていないことは確認しておきましょう。

お金を貸してもらえるのが当たり前だと思っているブラジル人

もうひとつ重要なこと。あなたのパートナーは素敵な人でしょう。でもその親は?兄弟は?親族は?大丈夫ですか?

ブラジル人は、お金を借りることになんの抵抗が無い人がたくさんいます。お金を貸してくれるのが当然だと思っている人が大勢います。仮にそれが、その人の浪費癖からくる借金であっても、お金を持っている人からお金を借りるのは当たり前で、貸してもらえないとその人は「悪人」になってしまうのがブラジルです。

日本にいる間、パートナーの家族・親族から、パートナーはお金の無心をされませんでしたか?仮にそういったことがあった場合、どう対処するのかあらかじめ納得できるまで話し合っておきましょう。

残念ながら、ブラジルでは日本人ならほぼ持ち合わせている「常識的概念」が無い人がたくさんいます。 

まとめ

色々ネガティブなことばかり書きましたが、あらかじめ知っておくことで、対処できるものもあると思い、あえて厳しいことばかりにしました。 

一筋縄ではいかないブラジルですが、チャンスを掴めば日本より色んな意味で豊かに暮らしていけます。

私は全て乗り越えて今ここブラジルにいます。幸せです。

日本は愛すべき母国ですが、帰国することは考えていません。

愛だけではのりこえられない、でも愛がないとのりこえられない国際結婚の壁。

特に将来相手の国に移住を考えている場合、本当によくよく考えてくださいね!