※2019/6/15初稿 2019/12/10一部修正
ブラジル人の恋愛事情と聞くと、皆さんどんなイメージがありますか。いいイメージでは情熱的、悪いイメージでは軽そうといったところでしょうか。
今回はそんなブラジル人の男女関係事情について。
恋人になるまでのプロセス、実際のブラジル人の恋愛事情について、ブラジル在住8年目の筆者がリアルなブラジルをお伝えします。
男女関係のプロセス
タイトルにもありますが、ブラジルでは男女関係の全ステージがカテゴライズされていて、その全てに関係を示す言葉が存在しています。
Amigo(a)→Ficante→ Namorado(a)→Noivo(a)→ Marido(Esposa)
この順番で進んでいきます。それぞれのステージについて解説していきます。
Amigo(a)
男女関係の最初のステップ、友人関係です。これは日本語にもあるので翻訳しやすいですね。基本的に、この段階ではキスも体の関係もなしです。(もちろん日本と同じく一夜限りの関係というのは存在しますが)
次の段階Ficanteへ進みたい時に(アピール目的で)軽くチュっと口にすることもある、とは私の友人(ブラジル人)談。
※ハグと頬へのキスはブラジルでは挨拶の一部なので、もちろん友人関係でも日本に比べるとスキンシップが多いです。
Ficante
友人関係から恋人(Namorado)になるまでの間の関係、日本語では「友達以上恋人未満」という状態でしょうか。この関係では、キスはもちろん基本的に体の関係もありです。フィカンチって説明しづらいなと思ったので、ブラジル人はどういう風に説明しているのか調べたら「Test-Drive」と書いている人がいました(笑)でも、本当にこの期間はTest-Driveっていう感じなんですよ!
まず、この段階で他の子と関係をもっても、そこまで相手におこられたり詰られたりすることはありません。Test-Drive期間中なので、他社の車を試しても、購入の契約したわけではないので文句をいわれる筋合いがないんですね!
想像できるかもしれませんが、この段階では男女間で結構温度差があって、「私は恋人(Namorado,a)になりたいけど、彼(彼女)はそう思っていないみたい、、、」ということが多々あります。
またTest-Drive期間中だからって、あんまりほいほい色々な子を渡り歩いていると、一番本命に近い子にあきれられて振られるっていうことも。そこらへんは男女のかけひきですね。
モヤモヤすることも多いけど、男女関係である意味一番楽しいステージかもしれませんね(笑)
ちなみに、ここで家族にFicanteを紹介する人もいます。(そもそも、何歳になっても家族同居が基本のブラジルでは、お泊りするときに当然家族に紹介する必要がでてきます)
恋人になる前の状態の異性を紹介する場合があるということ、日本とは違いますね。
Namorado(a)
これも翻訳しやすいです。日本語では「恋人」となります。この段階はTest-Driveではなく、購入の契約済みなので、他の子と関係をもつことはNGです。
この段階だと、相手が相手の友達と遊んだり食事へ行くときに、一緒にその場所へ行くのが普通です。要するに、相手の友達に紹介されるということですね。
日本では、相手が相手の友人と遊ぶとき、一緒に遊びに行くことってあまりないですよね。友人関係は友人関係、恋人は恋人と別れている日本と違って、ブラジルでは恋人になると相手の人間関係全てに関わっていくことになります。相手の会社でのパーティー等にも出席します。
Noivo(a)
日本語訳は「婚約者」。将来的に結婚しようと約束して成り立つ関係です。この段階で、ブラジル人は共同でマンションを購入したり、車を購入したりします。日本だと、公式に結婚してからそういうことになるかと思うので、そこが日本とブラジルの婚約関係の違いかなと思います。
この関係になったら、くっついたり離れたりというのはかなり少なくなります。また、同棲がはじまるのも基本的にこの関係からです。
Marido(Esposa)
正式に結婚の手続きをしてなりたつ関係です。妻・夫という関係になります。
その他の男女の関係
peguete
遊び相手です。「遊び」には当然体の関係も含まれます。自分は相手にとってFicanteだと思っていたら、実はこれだったってこともありえるかも(笑)
Ex-○○
Exは「元」という意味です。Ex-Namoradaなら元恋人ということになります。
ブラジル人の恋愛事情
ブラジル人はかるい?
私の昔のブラジル人のイメージは、ブラジル人はかるい。すぐくどいてくるし、すぐ体の関係になりたがる、と思っていました。
まあ、あながち間違いではないと思うのですが(笑)、Namorada(o)の関係になったらブラジル人と日本人にそこまでの違いはないなというのが実際です。Ficanteの段階で、体の関係がある人が多い+他のFicanteに乗り換えることも珍しくないので、そこからブラジル人はかるいというイメージになったのかな、と想像しています。※FicanteはTest-Drive期間(笑)なので、色々な車を試したいですよね。
ただ、1つ覚えておいてほしいのは「ブラジルはキリスト教国家」だということです。例えばブラジルで信者の多いエヴァンジェリコというキリスト教の一派は、男女の貞操観念にかなり厳しく、結婚まで体の関係は一切もたないという人も結構います。
とはいっても、エヴァンジェリコの信者は体の関係をもちたいので、恋人関係になったらすぐ結婚までいくことが多く、なんだかな~と思ってしまうのが正直なところですが(笑)
ブラジル人の経験年齢は早い?
調査によって結構違いがあるので、初体験の正確な平均年齢は分からなかったのですが、だいたい15~16歳くらいが普通かなというところです。中学校卒業あたり~高校入ってすぐといった感じですね。日本はどれくらいが普通なんですかね?日本を離れて結構たつので、今の日本の若者の性事情がわからないのでなんともいえませんが、草食化もすすんでいるというし、結構遅かったりするんですかね?
初体験はともかくとして、ブラジルは10代の妊娠出産がとても多いです。若くして初体験するということも理由のひとつではあるのですが、ブラジルは人口妊娠中絶が基本的に禁止されているということが大きな理由です。カトリックの国ですからね。
ブラジル人はセッ○スの回数が多い?
まあ、年間のセッ○ス回数が世界一少ないと言われている日本に比べたらそりゃ多いです。セッ○ス=愛情表現だと考えられているブラジルでは、男女関係において体の関係が日本より重要なのかな、と。
この「セッ○ス=愛情表現」。小さな子供が起きているような時間のドラマでも、必ず1場面は官能的なシーンが出てくるのも要因の1つかと思います。体の関係がパートナーとの関係で大事なのは同意ですが、何もわかっていない子供が見られる時間にそういう放送をすることは、ちょっと個人的にはやりすぎだと思っています。
※どうでもいい事ですが、なんかの規約にひっかかるかと思い、セッ○スと伏字にしたものの、余計に卑猥な感じがするのは私だけでしょうか。。。
以上、ブラジル人と恋人になるまでのプロセスでした。
あくまで、個人的な見解やステレオタイプも入っているということを踏まえて読んでくださいね!
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