今、日本では第3次タピオカブーム中と聞きます。タピオカミルクティーにとどまらず、タピオカグミやらタピオカゼリーやら、様々なタピオカをアレンジしたスイーツがでているようですね。原宿にはタピオカランドなるテーマパーク(!)までできているとか。
こちら、ブラジル。タピオカは昔から定番の食べ物です。
そう、タピオカは飲み物ではなく食べ物です。
今回は、日本とは1味違うブラジルのタピオカをご紹介します。
ちなみにですが、日本のタピオカドリンクに近いものもあります。それも併せてご紹介します。
ブラジルのタピオカ
ブラジルのタピオカとは
↑ブラジルでタピオカといえばこれです。
タピオカ粉(キャッサバの粉)を、クレープ状にしてやきあげたものです。
原料は、日本のタピオカと同じキャッサバ粉ですが、全然見た目がちがいますよね。
そのタピオカクレープに入れる具材によって、デザートになったり軽食代わりになったりします。
上の写真は、中にバナナやキウィ、チョコレート等がはいったデザート用タピオカです。
他にも、中にチーズやハムを入れた軽食代わりに食べられるタピオカもあります。
ブラジルのタピオカってどんな味?
タピオカクレープ自体には、それほど味や風味はありません。具材によって、全然味がちがってきます。
このタピオカクレープ、クレープ自体がとてもモチモチしています。
モチモチ食感が大好きな日本人は、絶対気に入ると思います。
キャッサバ粉は、ポンジケージョというモチモチのチーズパンの材料になったりします。ポンジケージョは、日本のミスタードーナツで販売されている、ポンデリングの元になったパンです。
あのポンデリングの食感でクレープ状になった食べ物と想像してもらうと、どれだけモチモチしているか理解できると思います。
割と本気で、これを日本で売ったら、大ヒットするんじゃないかと思う件(笑)
どこで食べられるの?
ランショネッチと呼ばれる軽食スタンドや、カフェで売っていることが多いです。また、フェイラ(市場)の屋台でも見かけることが多いです。
こんな風に、注文が入ってから焼いてくれます。出来立てのタピオカは、モッチリ感が強く、とてもおいしいです。
作り方
材料
- タピオカ粉(キャッサバ粉)-150gm
- 水-150ml
- 塩-少々
↓タピオカ粉(キャッサバ粉)は、ネットで入手可能です。
1-材料をすべてボールにいれて混ぜる
手順2で、ザルで振るうので、ざっとで大丈夫です。
2- ザルにいれて、ふるう
3-フッ素加工のフライパンで、油を入れずに焼く
油は入れないでください(全部タピオカが吸収してべたべたになるため)
直径15センチメートルくらいの丸になるように、手順2の材料をフライパンに整形しながらいれます。最初はパサパサの粉状で、ちゃんとクレープ状になるのか不安ですが、熱を加えると粉同士がくっつき始めるので大丈夫です。
具材を温めたい場合は、この段階でクレープの上にのっけて、弱火にします。
※ハムやチーズ等
4-フライパンからとりだし、お好みの具材をのっけてできあがり
お好みで、蜂蜜やチョコレートをトッピングしてください。
ブラジル版タピオカドリンク
サグー
こちらブラジル、タピオカといえば食べ物ですが、日本のタピオカドリンクに似た「サグー」といわれるデザートもあります。
日本の黒タピオカよりも、ずっと小さいタピオカ粒です。色は白で、過熱後に半透明になります。
一般的には、上記のようにワインと砂糖を煮詰めて造ったジュースと併せる、ちょっと大人なデザートになります。
人によっては、日本のようにミルクティーに入れる人もいますし、ぶどうジュースやコーヒーに入れる場合もあります。コンデンスミルクとからめる甘党も!
作り方
材料
- 白タピオカ(サグー)-100g
- 水-1リットル
- 赤ワイン-375ml
- ブドウジュース-150ml
- 砂糖-50g
↓白タピオカ(サグー)は、ネットで入手可能です。
1-白タピオカを水につけて戻す(約1時間)
2-水ごとなべに入れて、半透明になるまで中火で煮る
なべ底にくっつくので、ちょこちょこ混ぜます。半透明になったらOK。
3-なべからとりだし、ザルにあけ、水であらう
4-サグーとその他の材料を煮詰める
3でとりだしたサグーを、再度なべに入れ、残りの材料(砂糖・赤ワイン・ぶどうジュース)も一緒にいれる。
アルコールが感じられなくなったらOKです。
酸味が苦手な人は、コンデンスミルクを上にかけると味がマイルドになって美味しいです。
※ちなみに、このサグーを使って「イクラもどき」も作れます↓
まとめ
日本とブラジルのタピオカは、原材料は一緒でも、全くの別物。
でもどちらも美味しい!
特に、ブラジルのタピオカは、日本人好みの食感です。
日本でも気軽に楽しめるブラジルの味、ぜひお試しください!